最近、またスペインが気になってきたところで、巷で評判の安旨スペイン、しかもプティベルド100%とは興味深い。
税込1,008円という安さながら、けっこう楽しめます。いかにもスペインな根暗系スパイシー系フレーヴァー。ちょっと紹興酒みたいなニュアンスもあります。
千円ワインなりのエキス凝縮感の薄さもありますが、渋みがけっこう厚めでフォローしています。グラスに注いだ時の芳香のふわっと感と、果実の期待を持たせながら、高いアルコールの辛さとドライで焦げたくらい印象がなんともスペイン。
安っぽさを補っているのが、2008年という、安ワインにしてはそこそこのヴィンテージ感なのだと思います。これがもっと若いヴィンテージだったらホントの千円ワインでしょうね。スペインだからこそなせるコスパヴィンテージの技なり。
飲み続けたら、とにかくドライ。シチューが合いますってのはなるほど納得、ホワイトソースのペンネが抜群の相性でした。コーヒーにクリ-ムを入れるのに近い感覚です。