
SXシンラインとVintageのネックを交換したことは、予想以上に大きな効果がありました。
SXはVintageのネックのおかげで音程が安定し、VintageはSXのメイプルネックによって張りのある音色を得ることができたのです。どちらもリサイクル処分行きのはずだったのですが、今やメインクラスに収まろうとする勢い。
一方、分が悪いのは中古フェンダージャパン勢。さすがにフェンダーなんでカッコはいいんですが、音がなんかペラっとして物足りない。特に、ジミヘンストラトのST68-TXは長すぎるペグのシャフトと、ナローネックがなんとも音色に悪い影響を与えていそう。シャーラーの長すぎるペグのせいで、テンションが稼げず頼りないし、細すぎるネックって根性のある音がしないような気がします。事実、テレキャスやVintageに比べるとパワー感のなさが、本当にテキサススペシャル積んでいるの?という印象。また、テレキャスのほうは、TL-52のソリッドボディのほうが抜けの悪い感じで、歪ませると顕著に、SXシンラインのほうがパワフルで抜けの良い音色になります。カラっとしてふくらみがあるのはシンラインのおかげだと思いますが、歪ませた時の音の分離もSXのほうがいいですね。
フェンダージャパンのほうがもちろん、弾きやすく出来ています。ただ、音色に関しては安物ギターであったSXやVintageのほうが良かったりします。音色でも勝てるのはフジゲンだし、トーカイも久々にいい感じでした。でも、SXやVIntageで十分じゃないかと。エレキギターって、電気通してナンボですから必ずしも高いギターがベストなわけじゃないのです。リサイクルでギター作れるなら、安い投資で自分で作ったギターのほうが楽しめるんじゃないかと思いました。
SXシンラインのほうが1弦が落ちそうなことと、Vintageの粗悪なナット切り込みによる開放ビビリが若干気になりますが、許容範囲なので基本そのままにしておきます。Vintageのほうは、ハイポジでのネックゆがみによる音づまりが重症ですが、これはトラスロッドではたぶん直らないし、気にしないで使うしかないと思います。一部の音が出にくい場所を除けば、音色的にはいい感じです。

久々にG3を出してみまして、Z-wildって歪みのノリが良い。歪ませた場合、SXシンラインやVintageが、フェンダージャパンやフジゲンなどよりも良い音なのでして、笑えます。

Pathe10はこんな感じなのですが、久々にチープ天国になってきました。もちろん、VOXのVT20+で歪ませてもこの2本のほうが明らかにいいです。
リサイクル行きのムードが高いのは、現在グレコとジミヘンストラトあたりでしょうか。フェンジャパのソリッドのテレはカッコイイので手元に置いておきます。2ハムのテレキャスターシンラインが手に入ればすべて解消だと思うのですけどね、いかんせん値段が高いものしか見かけません。これが手に入れば、やたら重くてボディ裏のバインディングが体にささるレスポールもいらなくなるでしょう。
2ハムのテレキャスターシンラインを入手し、マンションに引っ越す場合、荷物整理で、生き残るのは
1.フジゲンストラト
2.フェンジャパムスタング は当確で、あとはトーカイストラトやテレキャスター類をどうするかですね。確実なことは、SXとVintageは捨てられないってことです。特にメイプルネックにしたVintageが面白いのです。