叔父さんが、古い部品ですがセラミックコンデンサをいろいろくれました。現行のグレコには、300PFのハイパスコンデンサがボリュームポットにつけてありますが、今回は遊んでいるトーンポットを再利用し、こちらには0.004μF、すなわち4000PFのをつけてローカットにしてみることにしました。ハイパスもローカットも同じ回路で、カットオフ帯域がトレブルかローかってことだけです。
最初は1番目のトーンポットに0.004μFをつけましたが、なんとハンダ事故です。ポットのケースにハンダがへばりついてとれなくなり、回転まで悪くなってしまいました。
仕方なく、ダメになったポットを切り捨て、2番目のポットにつけ直して終了。
要はコンデンサの容量の違うハイパスボリュームポットがふたつ直列についている感じ。
コンデンサの容量で、だいぶ印象が違います。300μFだといかにもハイパスって感じの、シャキッとした音になります。これはだいぶシングルコイルっぽく、コイルタップの代用にもなりそう。
0.004だとだいぶカットオフ周波数が下がって、ローカットという感じ。ミドルが残るので良く言えばソフト、悪く言えば少々低音を削ったハムバッキングで、こもり感はそのままかもしれません。
いずれにせよ、ハムバッキングピックアップを搭載したギターに、ハイパスコンデンサは手軽で有効な改造だと思います。たいたい私は2PUハムにありがちなボリュームもトーンもピックアップごとにあるってのがはがゆいのですよ。マスターVOL&TONEのほうが扱いやすいに決まっています。そこで空いたポットにコンデンサつけてハイパスしてやるのが正解じゃないかと思っています。