8月にSONYのミラーレス一眼、NEX-C3Dを購入したきっかけは、ネットでニコンのJ1が安く買えて、交換レンズもコンパクトなんて記事に触発されたからで、ミラーレスいいなと思いショップめぐりをしたら、実際のところキタムラで2万円そこそこで売られたいたこのカメラが、より画質の良いAPS-CサイズのCCDだったというオチになったわけです。
一眼デジ並のでかいCCDならではのノイズレスで豊かな諧調には、時折ハッとさせられるものの、コンデジ使いの私としては、普段持ち歩こうという気には決してならない筐体。また、常用しているキャノンのIXY600Fがあまりに優秀なので、80%の画像はどっちで撮ったのかわからない程度で、ミラーレス一眼のありがたみというか、出番は少ないのです。
所有してわかったことは、ミラーレス一眼は、でかいCCDで画質は本格一眼並みだけれど、ピントに関してはコンデジと同じ。コントラスト検出では合焦が遅かったり、不正確だったり、要はコントラストが強いほうに引っ張られるので、思ったどころにフォーカスしないことがしばしば。やはり機能的には本格一眼には遠く及びませんし、常用できるコンパクトについてはコンデジに比じゃありませんし、実に中途半端と言えば中途半端な存在です。
そんな中、タムロンの高倍率ズームが1万円台で買えるという記事を目にして気になってきたのが交換レンズ。調べていくと、タムロンの安い高倍率ズームは画質そこそこで、EマウントじゃないからNEXには使えない。高いほうの、Eマウントで手ぶれ補正までついているほうは画質もよさそうだけれども5万円近くする。オヨヨ、2万円で買ったカメラセットに、このレンズつけてもコスパ回収できんわ。
とどのつまり、ミラーレス一眼に求めるのは機能性ではなく、「ボケ味」と「画質」に他ならないし、高いレンズ買うんだったら、ちゃんとピントが合うボディ買わないともったいない・・・というわけで、画角的にはものすごく制約を強いられるであろ中望遠単焦点レンズの50mmf1.8oss(ソニー純正、35mm換算75mm、2万円台)にトライするのかな・・・という感じです。しかし、こういうのってなかなか店頭にないんですよね。