我が家の中では、フェンダーっぽくよくできた2本、トーカイのST-50と、フェンダージャパンのTL52です。弾きやすいのはストラトなんですが、VOXパスファインダー10と相性がよろしいのはテレキャスのほう。特に、フロントとリアのピックアップをミックスした時のなまめかしさは絶妙です。
フルにオーバードライブさせてリードを弾くならストラトなんですが、クリーンからクランチならテレキャスのほうがコントローラブル。コツはギター側のトーンコントロールを半分くらいに絞ることですね。パスファインダーをクランチさせると、チリチリしたノイジーな歪みになりやすいので、ギター側で絞るのがよろしい。中くらいならこもった感じにはならないのですよ。
今日はストラトでは安っぽい軽い音になってしまい、テレキャスのほうが音の良さを感じました。
アンプはこんな感じ。ギター側でトーンを絞るので、アンプのトレブルはあまり絞らず。ポイントは、オーバードライブをONにしておくことですね。真空管アンプらしい厚みやあたたかさを表現するためには、ド・クリーンではダメなんです。真空管アンプは基本クリーンでも歪みが加わりがちなはずなので、これでよろしい。
そこで、ギター側での調整が必要ですけれど、ストラトってボリュームやトーンは全開でなんぼのイメージがあり、テレキャスだと絞ることでの劣化がなく、シンプルなくせにコントローラブルな感じで、このアナログ感がよろしいのです。
中古のギター32,400円+中古のアンプ3,800円、これだけで味のある音が出せると思います。