物欲を押さえ込んでいたはずだったのですが、Line6 MICRO-SPIDERは気に入らないし下取り出してmini3買っちゃえば・・・って考え出した矢先に、辛い事、心配事が重なり、こんな時こそ気分買えなくちゃ・・・って思いまして、病院帰りに楽器屋さんへ。
MICRO-SPIDERの下取り価格、保証も切れていたから期待していなかったのですが、3,200円。オイオイ、去年しまむらで聞いた時の査定よりずっといいじゃん。で、ベリワウが600円、JOYOチューナーが200円。下取り額計4,000円は満足。でも、下取りチェックで店員さんが鳴らすと、これらの古機材もけっこういい音鳴るんですよね。
で、VT20+も12,000円になっていたから迷いましたが、やはり家弾きならmini3でしょうってことで、3色の中からアイボリーを購入。差し引き3,800円で手に入れたのでございます。
DA5よりひとまわり小さいボディ。スピーカーが、6.5インチから5インチにサイズダウンしたのですが、音は逆にグレードアップ!高音も低音も小さいスピーカーサイズのmini3のほうがはっきり出ます。DA5のほうが音が後ろに引っ込んで聞こえる感じ。明らかにmini3のほうがハイファイで力強い音色です。
が、いいことづくめではありません。よく指摘されるように、ホワイトノイズがかなりすごい。このことを知らない人は、壊れているんじゃないかと思うくらいです。ボリュームをゼロにしても同じなので、なんだろう?不思議なのですが、ボリュームを下げるほど「ザー」ってノイズが目立つのは、夜弾きに致命傷かもしれません。せっかく小音量でも張りのある音が出るのに非常に残念です。
クリーンサウンドもきれいで力強いのですが、かなり作られた感じの心地よさ。常にコンプレッサーをかけているんじゃないかなと。JS-8みたいなデジタル加工法ですね。小さいスピーカーと音量を補うための人工的な味付けなんでしょう。しかし、心地良い音色です。もちろん、ドライブ音はDA5のノイジーな部分から格段にグレードアップしています。
こんなに小さなアンプで、これだけの音色を出せるのはすごい。でも、「VOXは壊れやすい」。DA5がだいぶ前から接触不安定なのですが、mini3もその運命をだどりそうな気配を感じます。中国製なのかな?だから堅牢なローランドは値が下がらず、VOXはすぐ安くなっちゃう。コーラスはローランドの圧勝ですしね。
まぁ、このmini3のコストパフォーマンス、手載り文鳥のようなコンパクトサイズ、音色には満足です。ホワイトノイズだけ我慢すれば、かなり良い買い物でしょう。ベリンガーのワウとMicro-Spiderも処分できたし。こんなオモチャでも前向きに生きるための慰めにはなるでしょう。