パスファインダー10と赤ジェニのセットにすっかりはまりきっているところで、連投です。
VOX Path10、外観からして、とても市場価格5,000円程度とは思えない高級な造りです。安っぽさは全くないですね。音、外観ともに名器ではないかと思います。透明で、かつ暖かい音も出せ、ピッキングとか、ボリューム操作とかのダイナミクスにリニアに反応してくれるのがホンマもののギターアンプ感覚です。家庭内で出せる小音量で音色を引き出せるという点において、チューブアンプよりもフレキシブルなヤツだと思います。
今のところ、標準セッティングがこれ。オーバードライブスイッチをONにして、強くピッキングした時にちょっと歪み、力を抜いて弾けばクリーンサウンドという微妙なラインが一番ギターらしい魅力を引き出してくれると思います。
ここからGAINをちょっと上げれば、たやすくディストーションがかかるわけです。Path10の歪みはキタナイという評判なのですが、さっそく試してみましょう。バッキングは上記のセッティング、リードはGAINを12時ちょっと前くらいまで上げて弾いてみました。今回は、全てのサンプルで最後にPCソフトのリバーブとステレオエンファンスをかけています。
♪ Path10の歪みリード (1"18)
ちょっと粗いけど、悪くないと思うのです。ワイルドな味があります。
次に、2,000円ディストーションでおなじみ、ダンエレクトロ・FAB赤です。画像のようなセッティングで
♪ 金欠御用達FAB歪 (1"21)
まぁ、こんなものでしょうか。似たような音ですが、切り替えがしやすいので得。アンプとの相性も良いです。
次は、ZOOM-G1登場。
♪ 学マル ZOOM-G1歪編 (1"16)
すこしこもったような感じでしょうか。G1で薄くリバーブもかけていますが、あまり目立ちませんね。
それと、比較用に、
♪ MICRO-BRのCOSM歪みとディレイ (1"21)
いつも使っているリード音は、かなりエコーが強かったことがわかりました。音色としては一番完成度が高いですね。
ライン録音したら、みな同じような音になるかと思ったらけっこう違いますね。上から順にだんだんなめらかになっていく感じです。FABは手軽だし、G1はマルチならではのディレイやリバーブ、さらにはコーラスまでかけられるので、こういうシンプルなアンプにはありがたい取り合わせです。Path10のおかげで、捨てなくてよかった的エフエクツ復活戦です。